シャンプーのボトル
抜け毛が増えて薄毛に気づいた瞬間に誰しも少なからず思うのではないでしょうか?
シャンプーを変えようかな・・・
その時に、コレだってシャンプーが選べますか?
シャンプーを選ぶのって種類が多すぎてどれにしたらいいのか・・・

抜け毛を抑えるための頭皮状態に合ったシャンプーを選ぶのは結構難しくないですか?
そこで、この記事では一般的なシャンプーも含めて

何を見て選ぶと良いのか
使われている洗浄成分による特徴
上手なシャンプーの選び方
の3つについてまとめてみました。

この記事を読んでアナタが自分に合ったシャンプーを見つけられて髪の心配が無くなることに役立てられるといいですね。

シャンプーを選ぶ

お店でシャンプーの陳列されている棚を見ると、値段もマチマチで1本が数百円ものから4,000円くらいの物までたくさんの商品が並んでいます。
だいたいは1本500円くらいから2,000円以内くらいのものが売れ筋だと思います。

そんな中、スカルプとか育毛などのラベルに表記のあるものは3,000円以上の商品もあり「1本で3,000円は高い!」と感じるのは私だけではないはずです。

ところがいつものシャンプーで洗髪時に抜け毛が増えて髪が薄くなっていることに気づいた瞬間から事態は一変します。
髪が抜けていく恐怖からシャンプーが日用品からヘアケア用品に変化。
抜けていく髪の毛を見ながら「高い育毛シャンプーにしなければハゲてしまう」とあせります。

高価なシャンプーはどれもいいのでしょうか?
どのような商品を選んだら良いのか悩むますよね。

ネットで検索すると育毛シャンプーや抜け毛予防、美しいツヤとハリを実現するものなど多数の商品が表示されます。
価格もドラックストアなどで並んでいる商品と比べると高価のものも多数あります。

どの商品が自分にあったシャンプーか見つけることはたいへんです。

実際に使ってみなければわかりませんが、少なくともどのシャンプーが良さそうなのか目星を付けれたらいいと思いませんか?

そこで、シャンプーは髪と頭皮を洗うために使うのですから含まれている洗浄成分に着目してみましょう。
何故なら洗浄成分によってシャンプーの性格は大きく変わるからです。

洗浄成分に注目する

シャンプーの特性は、ほぼ洗浄成分で決まると言ってもいいくらいです。
洗浄成分について少し知るだけで、選び方がとても簡単になります。

大丈夫、難しいことを覚える必要はありません。
成分による特徴を大まかに理解するだけでも十分です。

洗浄成分の記載のされ方

シャンプーのボトルの裏面にはたいてい成分が表記されています。
小さな文字で見にくいかもしれませんが、内容成分の最初のところに洗浄成分が記載されていることが多いので見てみましょう。
先頭から配合量が多い順に並んでいることがほとんどです。

ネットで検索されている方も同様です。
成分表示の記載初め付近を見てください。

成分を見ればシャンプーの特性がわかる

シャンプーは、おおよそ水と洗浄成分で構成されています。
そしてアシストするように香りやその他の美容成分等が若干入っている状態が一般的です。

シャンプーの役割で重要な要素は髪や頭皮の汚れと古い皮脂を落とすことにあります。
しかし強すぎる洗浄成分は髪や頭皮の必要な脂分まで落としてしまい、大切な髪の毛の成長に必要なものを失わせてしまいます。
髪の仕上がりは洗浄成分で決まると言ってもいいくらいです。

シャンプーの洗浄成分について見ていきましょう。

シャンプーの洗浄成分として用いられるもの

おもに以下の洗浄成分が使われています

・石油系・硫酸系洗浄剤ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(ラウレス硫酸塩、サルフェート、高級アルコール系、ES
、ASEなどとも呼ばれています)
 特色:汚れ落ちがよく泡立ちも良いです。価格も安く品質も安定しています。一般的に多くのシャンプーに使われています。ですが洗浄力が強いため皮膚への刺激が強めです。

・アミノ酸系(グリシン、メチルアラニン、N-アシルタウリン塩、アシル化グルタミン酸塩など)
 特色:汚れ落ちと価格は中度で、泡立ちはマイルド。保湿を保ちながら洗うことができます。整髪料や脂分が多いと汚れが落ちにくい一面があります。

・ベタイン系(アルキルプロピルベタイン系、スルホベタイン系など)
特色:両性界面活性剤という分類です。ぺダインが髪に吸着することで髪を柔らかく静電気防止の作用があります。とても低刺激で安全性が高く目に入っても痛くならないほどで、赤ちゃん用のシャンプーに使われる成分です。価格が高価なためベタインと他の洗浄成分と合わせて使われることが多いです。

・グルコシド系洗浄剤(デシルグルコシド、ラウリルグルコシド)
 特色:グルコース(ブドウ糖)を原料として糖類の洗浄剤です。低刺激でベタつきがなく泡立ちも良いです。セラミドなどの肌のうるおいを保ちながら皮脂汚れを落とすことができます。アミノ酸系よりもワンランク上で価格も高価になります。

・石鹸系(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)動物性のあぶらに苛性ソーダで中和することによりアルカリ性の石鹸になります。
特色:洗浄力が強くスッキリとした洗い上がりになります。天然成分で作られていることから安全性が高く歴史も古いです。洗浄力が強く皮脂を取りすぎてしまうことがあります。

上手なシャンプーの選び方

シャンプーが開発された経過は、まずは石油系の洗浄成分が主流で汚れを落とす事と泡立ちが良いものが求められました。
製造メーカーも使用するユーザーのニーズに応えるようにサッパリ感や清潔感を重視しながら開発していきます。

やがて身だしなみやヘアースタイルなどの多様化から、おもに寝グセなどを解消するための朝に洗髪する「朝シャン」が10代の若者から始まり社会人に至るまでする方が多くなってきました。
すると洗髪する回数が増えた事により頭皮の脂分が失われ、乾燥肌や抜け毛等など頭皮のダメージが続出するようになりました。

そこで今度は髪と頭皮にやさしいアミノ酸系の洗浄力を抑えて保湿する成分を含めたものが開発されました。
頭皮や髪へ低刺激なものを求める方向けに高価ではありますが、ベタイン系やグルコシド系のシャンプーも作られています。

また、オーガニックや天然成分にこだわった洗浄能力に優れた石鹸系のシャンプーを選ばれる方もおられます。

個人的な大雑把な感覚ですが、頭皮が丈夫で脂も多く整髪料の使用もされる方は石油系や石鹸系が向いていて、強めの洗浄成分で洗い落とすことが必要です。

洗髪の回数が多い方で頭皮の乾燥、髪の痛みを気にされる方はアミノ酸系やベタイン系を選ばれると良いと思います。

実際は開発メーカーさんが原料や独自の配合割合を駆使して無数の素材を配合し、強すぎる洗浄能力を抑えたり、天然成分などにより保湿や髪へのいたわりを実現したりなど様々な工夫をしています。
このことから、同じアミノ酸系でも商品によって違いがあります。

人はそれぞれ顔や体質も違うように頭皮も髪も違います。
また年齢や生活スタイルによって頭皮も髪の質も変化していきます。
抜け毛や育毛などについて心配になってきたらシャンプーを見直す時期かもしれません。

まとめ

シャンプーは洗浄成分で特性がほぼ決まる
洗浄成分にはおもに石油系、アミノ酸系、ベタイン系、グルコシド系、石鹸系がある
頭皮や髪、洗髪回数に合わせて洗浄成分を選ぶ
同じ成分の系統でもメーカーの配合比率などで変化が生じる
年齢や生活スタイルによって頭皮や髪の性質も変わる

いかがでしたか?

難しく考えてもストレスになってしまいますので、良さそうなものから試してみるといいと思います。

フサフサの髪は何歳になっても保っていたいですよね。
抜け毛の心配が無くなる、アナタに合ったシャンプー選びができることを願っております。